サマーキャンプ2023 　～後半～

前半からの続き

グループにより、1日目が晴れて2日目が雨、逆に、1日目が雨で2日目が晴れといったパターンもあり、活動内容は天候にあわせて調整を行いました。山の天気の変わりやすさを実感できたことも貴重な学びの機会になったと考えています。

1日目は屋外での水遊び、雨の場合は室内で工作などを行い、夕飯は飯盒で炊いたご飯とカレーでカレーライスを食べました。こどもたちの「ごはん大盛にして！」の要望が多く、おかわり用のごはんが残らないほどでした。晴れた日は星空の下でキャンプファイヤーも行い、「星がいっぱい！！」「生まれて初めて火を見た！」という声もあがりました。あいにくの雨によりキャンプファイヤーが中止となったグループは、クラブ合同のアクティビティを楽しみ、その後は夜の雨の中、ライトをもって、森に面した真っ暗な道を歩いて宿泊場所に戻るといった、普段あまり経験することがないワクワク感いっぱいの活動もありました。お部屋に到着すると、「肝試しみたいだったよー」と達成感のある笑顔を見せてくれる子もいました。同じ場所でも、山の中では朝・昼・夜で見える景色が違うことなど、宿泊体験だからこそ感じられること、気付くことがたくさんありました

2日目の行程は、晴れた朝は散歩から始まり、朝ごはんをたべて、丸火公園の中を森林探索に出かけました。こどもたちも森の中の細い道をぐんぐん歩き、お天気がよい日は一番登った広場でおにぎりを食べてから自由遊びを楽しんだりしました。雨の場合は、午前中は体育館で思い切り体を動かした後、午後は予定していた森林散策を半分の時間で実施したりと、こどもたちにも協力してもらいながら、大自然の中でそれぞれの楽しい時間を過ごせるように工夫をしました。

予定していた活動ができなかったケースもありますが、「今の状況で、どのように楽しむのか、どのように気持ちを切り替えていくのか」を、こどもたちとしっかり話をしながら、みんなで楽しい時間を過ごせるように各プログラムを進めました。

家族と離れて過ごす2日間は、こどもにとっても、保護者の方にとっても、期待と不安が入り混じっていたかもしれませんが、様々な体験を通して、頼もしくなったこども達の表情を見て、保護者の方からも「キャンプに参加してよかったです！」という嬉しいお声をたくさんいただきました。自然の中で仲間と一緒に普段できない事を体験したことで、こどもたちの成長につながる機会になったと思います。夏休みも折り返し地点となりますが、この後も遠足やイベントなど、夏の素敵な思い出をたくさん作っていきます。