ここでしかできない
出会い、
面白さを大切に、
創り続けていきたい。

下地 美子

正社員/エリアマネージャー

※2022年4月時点

商社、保育園、児童相談所での勤務経験を経て、ベネッセスタイルケアへ。学童事業の立ち上げの2014年より施設長を務める。
2019年より、複数の学童クラブをまとめるエリアマネージャーを務め、施設長の育成や、スタッフの採用にも携わる。

※インタビュー内容は、 「ベネッセ 学童クラブ桜新町」に勤務していた当時の内容です。

「一人ひとりに寄り沿いたい」
「少しでも長く、
寄り添っていたい」
その思いが募る中、
ベネッセスタイルケアの学童クラブに出会い、入社しました。

施設長/正社員 下地 美子

「ベネッセの学童クラブ」に入社した理由は?

前職は児童相談所に勤務していました。こどもたちと寝泊りをともにする生活を通して、出会いと別れを繰り返してきました。次第に、一時的な範囲の決まった支援ではなく、「こどもたちの成長をもっと継続的に見守っていきたい」「長い目でこどもの生活をそばで支えたい」という思いが募り、「一人ひとりに寄り添う」保育を大切にするベネッセスタイルケアの理念に共感し、入社を決意しました。

入社して良かったことや、やりがいについて教えてください。

日々の生活やイベント、交流を通して、「おうちだけではできないこと、お友達と遊ぶだけではできないことを届けられること」「それが、将来につながる体験になったり、人を思いやる優しさに繋がったりもすること」です。そういう瞬間をたくさん創っていきたいです。

具体的に、心に残るエピソードを教えてください。

併設の老人ホーム「グランダ桜新町」のご入居者様とは、「世代を超えた交流」を毎月実施しています。ある月に、いっしょに「梅酒づくり、梅ジュースづくり」を行いました。こどもたちはどんどん砂糖をこぼしてしまいます。すると、ご入居者様が、こぼれた砂糖を黙ってすくい、瓶の中に入れていたのです。その姿をみたこどもたちも、自然と砂糖を大切に扱い始め、こぼしてしまった砂糖を、瓶の中に入れ出したのです。「ものを大切にする」ということを、言葉を超えて教えてくれました。口で「〇〇しなさい!」といって気付かせるのではなく、自然に感じさせていただきました。「こういうことがやりたいことだ」と強く感じました。こういう自然なシーンを、どんどん生み出していきたいです。

施設(組織)をまたいで、「世代を超えた交流」を続けることの苦労はありますか?

今のところ、感じたことはありません(笑)。毎月、併設の保育園の園長先生、老人ホームのホーム長と運営リーダーの方と、連携会議を行っていますが、とても楽しみな時間です。そこでは、パフォーマンスのような交流には絶対にしないように意識して話し合います。こどもたちにとっても、ご入居者様にとっても、関わるスタッフにとっても、やりがいを感じる場となるように、互いにムリなく自然にできるように。また人生の大切な思い出になるように…、いつも話し合っています。

そこから生まれたアイデアで、実現されたものを教えてください。

「季節行事」はもちろん、それ以外にも「押し花教室」「俳句教室」「英会話教室」など、ご入居者様が講師となる交流イベントを実施してきました。これからもみんなで、赤ちゃんからご入居者様までが、自然とやさしい気持ちで過ごせる「あたたかい大きなおうち」をつくっていきたいです。

これからの目標、大切にしていることを教えてください。

「一人ひとりに寄り沿う」ことを大切にしていきたいのは、これからも変わりません。何かあったときに、「必ず味方でいてくれる」「わかってくれる」「気づいてくれる」「打ち明けられる」、こどもたちにそう思ってもらえる存在でありたいです。それを実現するために、私はこの仕事を始めました。その思いを深めながら、これからも続けていきます。