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育みたい力

2018/04/27

命あるもの

綾瀬市ながぐつ放課後児童クラブ

ながぐつ放課後児童クラブは豊かな自然に囲まれた地域です。
外遊びも、公園、グラウンド、小さな沢、神社など、様々な場所へ行くことができます。

自然に対する子どもたちの反応はそれぞれです。

虫捕りが大好きな子、虫は苦手な子、花摘みが好きな子、虫かごで虫を飼うのが好きな子…。
水遊びが好きな子、苦手な子。

職員として、一人ひとりの気持ちを大切にしながら楽しいこと、嬉しいことが増えるといいな…、と感じています。

男の子の虫捕りは真剣そのものです。
バッタやセミ、蝶などをつかまえて虫カゴに入れます。苦労して捕まえた虫です。

「死んでしまうから逃がそうね」と伝えても、
「ダメ、持って帰る」「学童に置いておくんだ」とゆずれない子が多いです。

何らかの事情でその日のうちに死んでしまった場合、職員が声をかけます。

「かわいそう、死んじゃったね」
「外に逃がしてあげていたら、生きていたかもしれないね」
「お墓を作ってあげようよ」

子どもたちはその度に、
言葉にはしない部分もありますが、自分で考えている様子です。

「じゃあ、お墓作る!」
「あんまり人の来ないところがいいよね、公園のはじっこは?」

お墓には落ち葉をかけてあげたり、木の棒を差してあげています。


ある日、てんとう虫を捕まえた子がいました。
小さいナナホシテントウで、その子は「テントウちゃん」と呼んで、可愛がっていました。

「持って帰って飼いたい」と言っています。
「外の公園にいたほうが、元気に生きていけるよ」と伝えました。

てんとう虫を捕まえた子も、それを見ていた子もじっと考えています。
「でも、持って帰るんだ」と、いつものように言うのかな、と私は思いました。

しかしその子は、
「逃がすね。そうしたらまた公園で会えるかもしれないね」と言って、
「また、公園でね」とてんとう虫に声をかけてあげていました。

虫などの命あるものを大切に思う気持ち、
どういうことが、命あるものにとって「大切」なのか、
いろんなことを考えながら、クラブで過ごしています。

By :綾瀬市ながぐつ放課後児童クラブ 職員