ベネッセの学童クラブ
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育みたい力

2020/10/17

「学びに向かう力」を育む、ベネッセの学童クラブ オンライン

ベネッセの学童クラブでは、9月から“「学びに向かう力」を育む、ベネッセの学童クラブ オンライン“として、学童クラブでおこなっている活動を、ご自宅にいらっしゃる会員のかたでも参加いただけるように、内容をブラッシュアップして実施しています。

緊急事態宣言の発令されていた2020年5月から、ベネッセの学童クラブをご利用いただいているお子さまには、感染リスクを最小限にしながら「学びに向かう力」を育む活動を継続することを目的に、外部講師の来訪をすべてオンライン配信に切り替えながら学びの機会を継続したり、登室を自粛されているご家庭には、クラブからオンラインでの健康確認やイベント配信を実施するなど、オンラインのしくみを利用した取り組みを実施してまいりました。
現在は、学校も通常通りの登校となり、子どもたちにとっては日常が戻っているように思える状況が増えて参りましたが、まだまだwithコロナを前提とした生活をしっかり組み立て、感染防止をしながらの価値ある活動設計をしていく必要があると考えています。

 (5月度のオンライン配信の様子。クラブから感染症対策の大切さや手洗いの仕方を配信しました)

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コロナ禍において、在宅でお仕事をされる保護者のかたも増え、お子さまの「預け先」としての学童クラブの必要性は少し減ってきているようにも思われます。しかし、学童クラブの活動を通して育んでいく「学びに向かう力」は、学校とは違う異年齢での生活においてお友だちと関わることや、その中で少し意見が食い違ったりしながらもお友だちと一緒に対応策を考えたり、多様な大人(スタッフ)とやり取りをすることで身に着けることができると私たちは考えており、ご利用日が減っても、そのチャンスを減らすことのないよう、何かできないかと考えたのが“オンライン”の活用でした。

「学びに向かう力」の5つの要素である「好奇心」や「協調性」、「自己主張」、「自己統制」、そして「がんばる力」をお友だちと一緒に育むために、クラブで実施している「遊び」や「学び」を月8回程度、ご自宅からも参加できるようにしています。月極で利用いただいている会員のかたは、2020年度内はオプション料金なしでご自宅からのオンライン参加ができるようにし、テスト的にいろいろな活動を取り入れながら、子どもたちに価値のあるものが何かを探求しています。配信する「イベント」や「体験」が終わってからも、クラブにいる子と自宅にいる子が一緒に宿題などに取り組めるように、「自学自習タイム」をオンラインでつないでいることも注力ポイントです。これは、受け身になりがちな配信への参加のみでなく、こども自身が能動的にクラブと関わり、自分にとっての居場所であると感じ続けてほしいと考えているためです。いつもの友だちとクラブという場で遊ぶ日と、ご自宅に居ながらオンライン経由で関わる日を併用していくことで、新しい時代の「小学生の生活」が育んでいけたらと思っています。

なお、ご自宅から参加する場合には、クラブから実験や体験に利用する資材をお届けしているのですが、ご自宅からの参加だからこそ、ご自宅にある資材も使ってクイズに答えられたり、実験で調べるものの幅を広げられるなど、新しい発見もありました。
 (理科実験で使った資材。1年生でもご自宅にあるいろいろな水溶液を調べることができました)

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また、夏休みに「遠足」に行くことが難しかったために急遽始めた「オンライン社会科見学」は、逆に移動距離を気にせずにいろいろなところに訪問できる新しいチャンスを生み出しました。今まで行けなかった岡山県の工場を生中継し、工場の中で動いている設備の大きさや速さ、音の大きさに驚いたり、実際に協力いただいた会社で働く大人たちがどのような気持ちでお仕事をしているのか、子どもたちが次々にリアルタイムで質問をして、大人たちの「仕事に対する思い」を理解するシーンもありました。「仕事の面白みはなんですか?」や「何を勉強したらそこで働けますか?」など、子どもたちが未来に意識をむけて、キラキラ頑張っている大人に体当たりで質問したり、触れることができることは価値があると感じています。今後も月1回以上のペースで「オンライン社会科見学」を続け、いろいろな業界のプロの仕事を知ったり、思いや志に触れていきたいと思います。
 (岡山にある大きな工場で、自分たちも使ったことのある「進研ゼミ」の教材が作られる様子を見学しました。)

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クラブにいる子どもたちは、配信がうまくいくように機器設営や段取りでスタッフを手助けしてくれたり、自宅から参加してくれているお友だちに一生懸命手を振ったり声をかけながら、自宅にいる友だちがより楽しめるよう配慮してくれます。オンラインを始めたからこその新しい「役割」や「貢献」も生まれています。また、こども同士のオンラインのやりとりは、通っている小学校が違う子ども同士でも、学校以外の関係性や異年齢での関係性を構築できる“学童クラブならではの素敵な風景”だなあと感じています。伸びていく子どもたちをみて、小学生の子どもたちにとってどれだけ友だちとのかかわりが大切なのか、私たちスタッフも、より実感させてもらえる機会となっています。

今後とも、子どもたちに価値のある活動をしていきたいと思います。ぜひ応援してください。

By :本部 田端