体験を通しての幅広い学び
2021/10/18
ベネッセ 学童クラブ内神田
ベネッセ 学童クラブ内神田には、「俳句の日」というイベントがあります。五七五を守り、季語を入れて自由に俳句を詠みます。
子どもたちの言葉選びのセンスには、いつも驚かされてばかり。出来上がった句を読むと、その表現に脱帽です。
特に私がおもしろいと感じた句を三首ご紹介します。
「すいかわり だいすきだぞう やりたいぞ」
は、「だいすきだぞう」がかわいくて思わず取り上げました。
大人ではなかなか思いつきませんよね。
「やきさんま あきのたべもの もっとくれ。」
を詠んだお子さんのお母さまとお話したところ、さんまを出すといつも「もっとくれ」と言うんだそうです。
素直な気持ちがストレートに表れていて、こどもならではの句だと思いました。
「あまのがわ つりざおもって 行きましょう」
を詠んだ子は、普段からそれはそれは美しい彩りで絵を描くお子さんです。まさにその感性がよく表れた句だと思いました。
俳句を詠んでいるうちに、だんだん五七五を飛び出して、自由詩になる子もいますが、それでいいんです。思ったこと、感じたことを素直に文字で表現できるということが、何より素晴らしいと思っています。子どもたちには、もっともっと自由に俳句や表現を楽しんでほしいです。
By :衛藤 光津江